チャートの種類
チャートを利用すると、取引している銘柄のの価格変動を簡単に確認できます。また、ポジションをどこで建ててどこで決済するかというような取引の戦略を練るためにも、チャートは役に立ちます。当社のプラットフォームで利用できるチャートの種類や、最もメジャーなチャートであるローソク足やバーチャート、ラインチャート等の使い方についてご説明します。
チャートとは?
チャートとは、株価やFXにおける通貨ぺアの価格などの特定の銘柄の価格を時系列でグラフ化したものです。主にチャートの分析に基づいて値動きを予想する手法をテクニカル分析といいますが、テクニカル分析を行う際は取引を行おうとしている銘柄の将来の値動きを予測するために、さまざまなチャートを分析します。過去の値動きを分析することで必ずしも将来の値動きが予測できるわけではありませんが、多くのトレーダーは将来の値動きを予測するため、取引戦略にさまざまなチャート分析を取り入れています。
よく使われているチャートについて
Plus500証券のプラットフォームでは、10種類以上のチャートをご利用できますが、トレーダーの間で最もよく使われているチャートは、ローソク足、バーチャート、ラインチャートの3つです。
ローソク足
ローソク足は、江戸時代に日本で考案されたもので、その名の通りローソクのような形をしています。ローソク足は、上下に細い線が付いた二色のローソクを使って値動きを描きます。一定の時間の間に変動した値幅の大きさによってローソクの長さが変わり、値動きの状況が視覚的にわかりやすく表現されています。ローソク足を利用した分析手法は様々ですが、なかでも「トンボ」や「はらみ線」等、出現するローソクの形のパターンを利用した方法が一般的で、おもに短期的な価格の方向性を予測する際に使います。
ローソク足は一本のローソクで指定された1つの期間内(時間、日、月等)の始値・終値・高値・安値を表しています。ローソクの上限と下限がそれぞれ始値と終値を表し、ローソクについている棒線(ヒゲといいます)が高値と安値を表しています。
*イメージ図
バーチャート
バーチャートは、1786年にスコットランドのエンジニアで政治経済学者のウィリアム・プレイフェアによって開発されたと言われています。 一本一本のバーはそれぞれ指定された1つの期間内(時間、日、月等)の始値・終値・高値・安値を表しています。ローソク足と同じように、一定の時間の間に変動した値幅の大きさによってバーの長さが変わり、バーの長さが長いほど、その時間帯はボラティリティが高い 状態にあったことを示し、逆に短ければ価格の変動は小さかったことが読み取れます。また、バーの左側にでている横棒は始値を、右側に出ている横棒は終値を表しています。
*イメージ図
ラインチャート
バーチャートと同様、ラインチャートもプレイフェアによって作られたとされています。指定した期間の終値を線で結んだだけのシンプルなもので、直感的に値動きを把握しやすいというメリットがあります。そのため、テクニカル分析の初心者に向いているといわれています。また、情報量が少ないことから中級者・上級者が使用するケースは少ないものの、更新したレートを順次記録していくティックチャートは、ラインチャートの形式をとっており、中級者・上級者の間でも広く利用されています。
*イメージ図
Plus500証券で利用できるチャートについて
Plus500証券のプラットフォームでは、これまでに解説したチャートに加え、さまざまな取引スタイルやニーズに対応できるよう、10種類以上のチャートを提供しています。御覧いただけるチャートは、平均足、練行足、カギ足、ポイント&フィギュア、ベースラインチャート、中空ローソク足、マウンテンチャート、カラーバーチャート、ラインブレイク(新値足)、レンジバーチャートです。
また、マルチチャート機能をご利用いただけば、複数の銘柄のチャートを一画面で見比べることができます。複数の銘柄のポジションを保有している場合や、株価指数銘柄と為替銘柄といったように、異なるセクターの銘柄を横断的に比較してより深い分析を行いたい場合に便利な機能です。