知っておきたい取引用語(初級編)
Bid/Ask
FX・CFDの取引ではお客様が「売ることができる」値段をBid、買うことができる値段をAskと呼びます。BidとAskには価格差があり、この価格差がスプレッドです。当社では一部を除いて、ほとんどのサービスに対して手数料を設定しておらず、スプレッドを主な収益源としています。当社で取引ができる銘柄のBidおよびAskの価格はすべて取引画面で確認することができます。
スプレッド
スプレッドとは、特定の時点における銘柄の「買い」値と「売り」値の差です。弊社では変動スプレッドが採用されています。取引を開始する前には、スプレッドのタイプを確認してください。各銘柄のスプレッドに関する情報は、弊社のウェブサイトまたはプラットフォーム上の、銘柄名の横にある「詳細」のリンクでご確認できます。
取引単位
取引画面に表示される最低取引単位は、当社で取引できる最小単位です。銘柄により最低取引単位が異なり、例えば、USD/JPY等のFX銘柄は通貨単位(主に1000通貨単位)、コモディティ銘柄の一つである原油価格はバレル、株式銘柄の内で個別株は1株の価格に基づいて提示されます。
Pipsとは?
ピップス pip(Percentage in point)は通貨の値刻みのことをいい、変動幅やスプレッドの単位として使用されます。FX銘柄の場合、一般的には、クロス円銘柄が小数点第二位、それ以外の銘柄は小数点第四位を1pipと表します。
Pipの例:
米ドル/円の価格が150.414 / 150.418(売り/買い)だったとします。米ドル/円の価格が150.408 / 150.412に変動した場合、0.006、つまり0.6ピップス変動したことになります。
英ポンド/米ドルの売値/買値が1.22556 / 1.22569(売り/買い)だったとします。これが1.22548 / 1.22561 に変動した場合、 0.00008、つまり0.8ピップス変動したことになります。
基軸通貨と決済通貨
通貨ペアの表記の内で、左側に記載された通貨のことを基軸通貨 、もしくはベース通貨と呼びます。
一方で、 右側に記載された通貨は決済通貨 、もしくはクオート通貨と呼ばれています。基軸通貨の価値を決済通貨で表しています。また、差損益金は、決済通貨で清算されます。例えば、米ドル/円の例では、米ドルが基軸通貨で、円が決済通貨となります。
スリッページ
スリッページとは、新規取引や決済取引を行う際に発注した注文価格とそれらの注文が成立した際の成立価格の差額のことを指します。スリッページは通常、ボラティリティが高いときやマーケットで大きなニュースが出た後に生じ、株式、為替、商品、指数銘柄など、すべての種類の銘柄で起こる可能性があります。スリッページによる注文価格と成立価格のずれは、お客様にとって有利に働くこともあれば、不利に働くこともあります。
買いポジションと売りポジション
取引を開始する際、取引する銘柄の価格が上昇すると予想した場合は、買いポジションを建てます。一方で、取引する銘柄の価格が下落すると予想した場合は売りポジションを持つことで、利益を期待することができます。買いポジション、売りポジションは、それぞれロングポジション、ショートポジションとも呼びます。
成行注文について
成行注文とは、発注するときの値段で注文を成立させる注文方法です。成行注文を発注すると、原則として発注した時点の価格によって取引が成立しますが、スリッページ等の要因から、発注した時点の価格から少しずれた値段で成立することもあります。
指値/逆指値注文について
指値注文は、現時点より「安く買いたい/高く売りたい」時の注文方法で、 逆指値注文は、トレンドに追随する形で、「上昇してきたから買う/下落してきたから売る」という注文方法です。設定した価格に達しなければ、注文は執行されません。指値注文は、発注画面の「指値/逆指値の設定」タブから設定することができます。「指値/逆指値(新規注文)」欄に希望注文価格を入力し、発注ボタンをクリックしてください。