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取引例

ステップ1 - 取引銘柄の選択

取引を開始する際に、最初に行うことは取引する銘柄を選ぶことです。以下では、USD/JPYの買い(Buy)ポジションを建てた場合の例で説明します。USD/JPYの買いポジションを持った場合、米ドルが上昇し、円が下落した場合に利益がでます。為替取引は、ある通貨を買って別の通貨を売ることがセットとなる取引です。ただし、FX取引では実際に通貨を保有することはなく、通貨価格の上昇・下落により生じる価値の値差を受渡しすることで決済が完了します。今回の例では、取引時に提示された価格を150.428円とします。つまり、取引が実行された時点で1ドルは150.428円でした。弊社は取り扱う全ての通貨ペアについて買いと売りの価格(2wayプライス)を提示します。尚、買値と売値の差額がスプレッドです。
今回の例では、経済ニュースに基づいた取引戦略から、USD/JPYが選択されました。夜間に、米国の金利先高感が強まるニュースが広まり、米ドルが全面高の展開となりました。このニュースの影響によって、米ドル高円安になると予想し、USD/JPYの取引を行うことを決めました。


ステップ 2 - 取引戦略

取引する通貨ペアが決まったら、次はどのような取引を行うかを考える必要があります。


  1. 買いポジション(ロングポジション)をとるか売りポジション(ショートポジション)をとるか

  2. 注文価格をいくらに設定するか

  3. いくらで利益を確定するか

  4. いくらになった損失を確定するか

  5. 取引量はいくらにするか


まずは、USD/JPYの売値(Bid)と買値(Ask)の価格を確認します。このとき、どちらの方向で取引するかを考えます。


慎重に分析した結果、ニュースが出た後のUSD/JPYの取引レンジが把握できました。また、時間が経過したことで、ニュースが広まった直後に比べてボラティリティがいくらか低下していることもわかりました。ボラティリティが低ければ、損失を限定するための逆指値注文をより現在の価格に近い位置に設定し、損失額を抑えることができます。
直近の取引レンジを確認した後、USD/JPYが再び取引レンジの下限に下落しだ場合に買いポジションを建てることにしました。
逆指値注文は直近24時間の安値の水準に設定し、利益確定の注文は、先に確認した取引レンジの上限の少し上に設定することにしました。
これで取引を行う準備が整いました。

ステップ 3 - 取引の開始

「Buy」」ボタンをクリックし、注文の詳細を設定します。



ここでは、現在の価格でポジションを建てることにしました。取引額は10万ドルとしました。必要証拠金は601,712円です。そして、指値と逆指値の決済注文を設定し、「Buy」ボタンをクリックすると、注文が執行されます。
そして、指値と逆指値の決済注文を設定し、「Buy」ボタンをクリックして、取引を開始します。

ステップ 4 - 相場状況の確認

FX取引は、土、日曜日を除き、基本的に24時間取引されています。USD/JPYの価格が急変動した場合に素早く気が付くようにアラートを設定することにしました。各銘柄にあるベルアイコンより、アラート通知する価格を決めて、「価格アラート」を設定します。


1時間後も取引レンジは変わっていません。取引量も少なくなり、マーケットは膠着状態になっているようです。

ステップ5 - ポジションを決済する

指値に到達した時点で、取引を決済することにしました。決済完了後の確定利益は3,000円でした。もしマーケットが反対方向に動いたり、買い取引ではなく売り取引を設定していれば、損失が生じていた可能性があります。

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