弊社でご利用いただけるFX取引及びCFD取引の注文方法は、以下の8つです。
・成行注文・指値注文
・逆指値注文
・ノンスリップ注文
・トレール注文
・IFD(イフダン)注文
・OCO(オーシーオー)注文
・IFO(イフダン・オーシーオー)注文
このページでは上記全ての注文方法について詳しく解説します。それぞれの注文の違いを見ていきましょう。
■ 成行注文

売買の価格を指定せず、発注するときの価格(リアルタイムで提示されているレート)で注文を成立させる注文方法です。成行注文を発注すると、原則として発注した時点の価格によって取引が成立しますが、発注した時点の価格から少しずれた値段で成立するスリッページが発生する場合もあります。
用途例:
・現在の提示価格(150円)で買いたいから、成行注文をしてポジションを持つ。
・提示価格が152円まで上昇したので、成行注文で売り決済をする。
■ 指値注文

指値注文は、注文時点より有利な価格で約定することを期待する注文方法です。
「現在よりも安く買いたい/高く売りたい」時、買いたい場合は現在の価格よりも低い価格を、売りたい場合は現在の価格よりも高い価格を指定します。
現在価格が指値注文の価格に達した時点をトリガーとして成行注文が発注されるため、「スリッページ」が発生する可能性があり、指定した価格で注文が成立することを保証するものではありません。
・新規指値注文:新たにポジションを取る際に、指定した価格で注文を出すものです。
・決済指値注文:既存のポジションを決済する際に、指定した価格で注文を出すものです。
このように、新規指値注文は取引開始時に、決済指値注文は取引終了時に使用されます。
なお、Plus500証券の新規指値注文には有効期限があり、ライブ口座の指値注文は90日間、デモ口座の場合は 30 日となります。
用途例(新規指値注文):上昇相場を見込んでいるが、現在の提示価格である152円より安い価格である150円で買いたい。そのため、150円になった際に自動で買い注文が入るよう、指値注文を発注する。
■ 逆指値注文

逆指値注文は、注文時点より不利な価格を指定して発注する注文方法です。
買いたい場合は現在の価格より高い価格を指定し、売りたい場合は現在の価格より低い価格を指定します。
現在価格が逆指値注文の価格に達した時点をトリガーとして成行注文が発注されるため、「スリッページ」が発生する可能性があり、指定した価格で注文が成立することを保証するものではありません。
なお、逆指値注文には、「新規逆指値注文」と「決済逆指値注文」の2種類があります。・新規逆指値注文:新たにポジションを取る際に、指定した価格で注文を出すものです。
・決済逆指値注文:既存のポジションを決済する際に、希望する価格で注文を出すものです。
このように、新規逆指値注文は取引開始時に、決済逆指値注文は取引終了時に使用されます。
なお、Plus500証券の新規逆指値注文には有効期限があり、ライブ口座の指値注文は90日間、デモ口座の場合は 30 日となります。>
用途例(新規逆指値注文):現在148円~150円のレンジを続けている相場だが、150円を超えると価格は160円まで上昇すると予想し、151円以上になったら新規で買う逆指値注文を入れる。
用途例(決済逆指値注文):152円で約定した買いポジションを保有しているが、万が一相場が下落した場合に備えて損失を限定するために150円で売りの決済逆指値注文を入れておく。
なお、弊社 では、スリッページが発生することなく逆指値注文価格で決済を保証する「ノンスリップ注文」もご利用可能です。次はそのノンスリップ注文の詳細について解説いたします。
■ ノンスリップ注文

相場が変動が激しい状況下では、逆指値注文を設定しても、指定した価格で約定しない(スリッページ)場合があります。
ノンスリップ注文は、提示価格が指定した決済逆指値注文価格を飛び越えて推移した場合でも、指定した価格でポジションを決済することを保証する注文方法です。 ノンスリップ注文は、提示価格が指定した価格に達した際には、指定した価格で決済することを保証しますが、追加で手数料がかかります。
用途例:150円まで下落した時点で決済を希望するが、相場急変時でもスリッページを心配することなく指定した価格で決済したいので、スリッページが発生しないノンスリップ注文を入れる。
【注意事項】
・新規のポジションにのみ設定でき、既存のポジションに追加することはできません。
・一度設定したノンスリップ注文は、銘柄の取引時間中にのみ注文価格の変更が可能です。
・ノンスリップ注文が執行されると、取り消すことはできません。
・ノンスリップ注文の手数料は、「取引」画面の銘柄詳細に記載の「ノンスリップレート」をご確認ください。ノンスリップレートに取引数量を乗じた額が手数料としてかかります。
・ノンスリップ注文手数料は、取引口座残高から差し引かれます。一度ノンスリップ注文が有効化されるとノンスリップ注文手数料は返金できません。
・ノンスリップ注文価格は、 取引プラットフォームに表示される銘柄の現在値 から当社が定める幅以上離れた価格に設定する必要があります。
■トレール注文

トレール注文は、決済逆指値注文に相場の動きに一定の値幅で追随する機能を追加した注文方法です。相場が有利な方向に動くと、設定したトレール幅に従い決済逆指値価格が自動的に修正されます。
保有ポジションの価格が有利な方向に動いた場合、トレール注文価格も設定したトレール幅に応じて有利な価格に変更されます。逆に、相場が不利な方向に動いた場合、決済逆指値価格は変更されず、最後に設定された価格に留まります。このようにして、トレール注文は利益が保護されるように設計されています。
なお、トレール注文は、逆指値注文の一種で、決済の際にスリッページが発生する可能性があり、指定したトレール幅でポジションが決済される保証はありません。
用途例:150円で買いポジションを持ち、上昇を見込み、リスクを抑えつつ利益は最大化したいと思い300ポイント(30銭/30pips)の幅のトレール注文を入れた。結果的に153円まで上昇した後大きく反落したが、152.70円で決済されたため十分な利益を確保できた。
■ IFD注文
if Done(イフダン:「もし~なら」の意味)の略で、新規注文(成行注文/指値/逆指値注文)時に決済注文(指値または逆指値注文)を同時に発注する注文方法です。新規注文が成立した時点で決済注文が有効になります。
注文の種類は以下のとおりです。
・指値または逆指値(新規注文)+ 指値(決済注文)または 逆指値(決済注文)・成行(新規注文)+指値(決済注文)または 逆指値(決済注文)
用途例:現在値149円。148円になったら買いポジションを建て、その後153円まで上昇した時点で決済したいけど、仕事でチャートを見ることができないので、IFD注文を入れておく。
■ OCO注文
One Cancel the Other(ワン・キャンセル・ジ・アザー)の略で、異なる2つの注文を同時に発注し、一方の注文が約定したら、もう一方の注文はキャンセルされる注文方法です。決済注文または新規注文の双方で用いることができます。注文の種類は以下のとおりです。
・指値(新規注文)+ 逆指値(新規注文)・指値(決済注文)+ 逆指値(決済注文)
・指値(決済注文)+ 逆指値(決済注文)+トレール注文
・指値(決済注文)+ トレール注文
用途例:現在150円の買いポジションを持っている。151円になる場合は利益を確定、149円になる場合は損切りしたいので、151円の決済指値注文と149円の決済逆指値(OCO注文)を入れておく。
■ IFO注文
IFO注文とはIFD注文とOCO注文を組み合わせて、新規注文、利益確定のための決済指値注文、損切りのための決済逆指値注文の3つを同時に発注する方法です。注文の種類は以下のとおりです。
・指値/逆指値(新規注文)+ 指値(決済注文)+逆指値(決済注文)・指値/逆指値(新規注文)+ 指値(決済注文)+逆指値(決済注文)+トレール注文
・指値/逆指値(新規注文)+ 指値(決済注文)+トレール注文
用途例:現在149円で、150円まで上昇した場合はで買いポジションを持ちたいが仕事に行かないといけないため新規逆指値注文を入れたい。買い注文が成立した後、151円まで上昇したら利益を確定、149円まで下落したら損切りしたいので、150円の新規逆指値注文、151円に決済指値注文と149円に決済逆指値を入れておく(IFO注文)。
なお、決済方法としてPlus500証券では「一括決済」と「部分決済」がございます。
「一括決済」は同じ銘柄で保有している複数のポジションを一括で成行注文にて即時決済する方法です。「部分決済」は保有ポジションの取引数量を指定して、一部を決済する方法です。例えば10,000通貨でポジションを保有している場合、8,000通貨など10,000通貨以下の数量を指定して決済することを部分決済と言います。この場合、残りの2,000通貨は保有したままになります。