FX取引の基礎知識

FX(外国為替証拠金取引)とは?

最終更新日: 2024/08/25

外国為替市場は取引の対象が通貨であるという性質上、市場参加者の属性や目的は多岐にわたり、それぞれの通貨の価格の変動に対しては、各国の経済動向や政治動向はもちろんのこと、他の金融市場の動向や、通貨同士の値動きの傾向性の変化等、あらゆる要素が互いに影響を与えあっています。そのため、FX取引においては、様々なアプローチから相場を分析して戦略を立てることができるという楽しみがあります。自身の得意な分野・好みの分野にあった分析手法に基づいて戦略をたてることができるのが、FX取引の魅力の一つでもあります。

ただし、得意な分野・好みの分野と言っても、具体的に決定することは難しいかもしれません。この記事では、自身の取引戦略の方向性を決定する上でのヒントとなるよう、主だった取引手法であるファンダメンタルズ分析とテクニカル分析について解説いたします。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析

取引戦略の構築に欠かせない相場の分析手法にはたくさんの方法がありますが、これらを大きく分けるとファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とに分けることができます。

1.ファンダメンタルズ分析とは、経済活動等の状況を示す基礎的な要因を分析して価格動向を予測する分析手法です。つまり、それぞれの国の景気動向や物価水準、金利水準等を観察して、国同士の相対的な力関係の変化を見通して通貨の価格動向の予測します。これらの要素に対しては、国内・国際的な政治動向の変化等も影響を及ぼします。これらの要素は一朝一夕で方向性が変わることが少ないため、ファンダメンタルズ分析は、中長期の価格動向を予測するのに適することが多いようです。以下ではファンダメンタルズ分析をするうえで特に重要性の高い項目を紹介します。

  • 金融政策:各国の中央銀行が決定する金融政策はその国の経済環境の通信簿のようなものです。経済に関する様々な要素を包括的に考慮して、経済が安定的に成長するために適当と思われる政策を中央銀行の専門家が考えるためです。通常、金融政策は金融引き締め(利上げ等)と金融緩和(利下げ等)の方向性を相互に傾ける形で運用されます。この金融政策の方向性はその国の通貨の強弱に非常に大きな影響を与えます。通常は、金融引き締め方向に傾くと、通貨の上昇材料に、金融緩和方向に傾くと、通貨の下落材料となります。
  • 経済指標:各国の政府機関は毎月(一部は四半期毎や半期毎)様々な経済指標を発表します。これらの経済指標の結果が金融政策の方向性へとつながることもあり、発表された経済指標も通貨の価格動向へ影響を与えます。特に影響力の大きな指標としては、雇用者数や失業率等の雇用関連指標、消費者物価指数や生産者物価指数等の物価関連指標、PMI(購買担当者景気指数)や各種景況感指数等の景気動向調査に関する指数等です。また、最も有名な経済指標の一つであるGDPも重要な指数ではありますが、遅行指数であることもあって様々な経済指標が月毎に発表される先進国の場合は相場を動かす要因となることは多くはありません。ただ、経済指標の発表が少ない新興国等では、大きな相場変動の要因となることも多く注意が必要です。また、経済指標は発表前に様々なシンクタンクが予想値を算出します。多くの場合、その結果の評価は実際の数値の善し悪しではなく、シンクタンクにより算出された予想値を基準に判断されます。
  • 地政学:地理的な位置関係による、ある特定地域の政治的・社会的・軍事的な状態の動向を地政学といいます。具体的には、影響力のある国の政策変更や、戦争等の国家間における緊張の高まり、世界経済に影響を与えうる新たな条約の締結等の政治的なイベントが該当し、発生当初はリスク要因として外国為替市場へネガティブな影響を与えることが多い事象です。その性質上、突発的に発生したり、先行きを見通すことが難しいケースも多く、市場全体のボラティリティを高める要因となることがあります。
2.テクニカル分析とは、テクニカル指標や過去の値動きのパターンを分析して、将来の値動きを予測する分析手法です。これらは統計的な手法や過去の値動きの類型化によって、現在の価格が高すぎるのか、安すぎるのかを評価したり、過去によく出現したパターンに現在の価格動向を当てはめることで、将来の価格動向を予測したりします。一定量の価格データがあればこの分析手法は可能であるため、短期的な予測から長期的な予測まで幅広く対応が可能です。また、多くのテクニカル指標やパターン分析はチャート上で視覚的に比較できることもあり、FX取引の初心者にも手掛けやすい分析手法です。ただし、テクニカル分析の分析手法の多くが「過去と同じような傾向が繰り返される」ことを前提としていることもあり、相場の環境が劇的に変化すると、それまでの手法がうまく機能しなくなってしまうリスクもあります。

テクニカル分析を行う上では、様々な種類のチャートやインジケーターと呼ばれるテクニカル指標を使用します。弊社のプラットフォームでは、ローソク足やバーチャートはもちろんのことカギ足やラインチャート等様々な種類のチャートや、100種類を超えるインジケーターをご利用いただけるため、多様な角度からテクニカル分析を行うことができます。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析では、分析を行う上でのアプローチ方法は異なりますが、両者を織り交ぜた分析手法を採用することも有効です。

取引プラットっフォームとチャートが表示されたデスクトップPCとノートパソコン

*価格のイメージ図

取引できる通貨は様々

前の章でも述べたように、外国為替取引は異なる二つの通貨を交換する取引です。別の表現をすれば、ある通貨で別の通貨を購入する取引ということもできます。この取引は、基本的には取引当事者同士の相対取引(OTC)により行われますが、シカゴのマーカンタイル取引所(CME)では外国為替市場を原資産市場とした大規模な先物取引市場が開かれおり、先物取引の形でも多くの取引が行われています。

外国為替取引をするときに、取引する銘柄は通貨ペアと呼ばれています。通貨ペアはその呼び名の通り交換対象となる二つの通貨の組み合わせです。通貨ペアを構成する通貨自体には、それぞれの特徴により、大きく分けて3つの種類に分けられます。

  • メジャー通貨 - メジャー通貨とは取引量が特に多い通貨を指します。一般的には米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、日本円(JPY)、英ポンド(GBP)、豪ドル(AUD)、スイスフラン(CHF)カナダドル(CAD)等がメジャー通貨とみなされています。BIS(国際決済銀行)の調査※1によれば、メジャー通貨絡みの取引のシェアは外国為替取引全体の8割に上ります。
  • マイナー通貨 - メジャー通貨以外の通貨をマイナー通貨と呼びます。マイナー通貨はメジャー通貨に比べて取引量が少ないため、流動性が低くボラティリティが高くなる傾向があります。マイナー通貨にはスウェーデンクローナ(SEK)をはじめとした北欧諸国の通貨をはじめ、多くの通貨があります。
  • エキゾチック通貨 - マイナー通貨のなかでも特に流動性の低い通貨をエキゾチック通貨と呼びます。新興国等、経済発展の途中にある国の通貨が多く該当し、発行国の金利水準が高いケースが多いです。そのため、その流動性の低さに反して高金利通貨としてトレーダーの人気を集める通貨もあります。南アフリカランド(ZAR)やトルコリラ(TRY)等が代表的なエキゾチック通貨として知られています。

為替相場は、各国の経済成長や貿易収支、金利水準の変化など、さまざまなファンダメンタルズを反映して変動します。

通貨ペアを学ぼう

外国為替市場は取引規模が大きく流動性の高い市場であり、資産を運用する場として適しているといえます。外国為替取引を通して資産を運用するのであれば、まずは取引対象となる通貨ペアについて学ぶ必要があります。

ここまでに述べたように、外国為替取引とは異なる二つの国の通貨を交換する取引です。具体的には、ある国の通貨を、別の国の通貨で買う取引で、一方の通貨を買った場合、常にもう一方の通貨を売ることになります。そのため、取引を行うにあたり設定する銘柄は二つの通貨が含まれることになります。このことから、外国為替取引では取引対象とする銘柄を「通貨ペア」と呼びます。通貨ペアは「USD/JPY」や「米ドル/円」というように左右に交換対象となる通貨を書いて表します。向かって右側の通貨をベース通貨(もしくは基軸通貨)、左側をクォート通貨(もしくは決済通貨)と呼び、ベース通貨を対象に「買い」や「売り」を行い、クオート通貨をその対価に使用します。例えば、USD/JPYの通貨ペアで「買い」の取引を行った場合、米ドルを買って、円を売る取引を行ったことになります。このとき、米ドルが円に対して値上がりすれば(米ドル/円のレートが高くなる)、利益が出ることになり、逆に、米ドルが円に対して値下がりすれば(米ドル/円のレートが安くなる)、損失を被ることになります。

為替レートは、クォート通貨で提示されます。例えば、USD/JPYが138.00円のレートで取引されている場合、1ドルを138円で交換できることを意味しています。

例えばUSD/JPYを取引する場合、「1ドルを買うのに何円が必要なのか」という考え方でレートを見ると、分りやすいかもしれません。

外国為替相場の変動要因

この章では、外国為替相場の変動要因をいくかご紹介します:

  • 金融政策 - 通貨の供給量は各国の中央銀行が行う金融政策によって決まります。例えば、ある中央銀行が通貨供給量を増やす政策を行えば、それによって共有量が多くなった通貨の価値は下がります。また、政策目標を達成するための手段として金利の操作を行う場合も多く、各国中央銀行による金融政策の動向は為替相場へ大きな影響を与えます。金融政策は、各中央銀行ごとに定期的に開催される金融政策決定化合で決定されますが、なかでも米国の中央銀行であるFRBの金融政策決定会合であるFOMCは、外国為替相場の一大イベントとして認識されています。
  • 経済指標 - 各国で発表される経済指標も、外国為替相場の大きな変動要因の一つです。主要な経済指標としては、雇用者数や失業率等の雇用関係指標、消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)等のインフレ指標、貿易収支や経常収支等の国際収支指標などがあります。これらの経済指標は、弊社のプラットフォームにある経済カレンダーを通して、発表の日程や結果等を確認することができます。
  • 政策金利 - 外国為替相場への影響が特に大きいのが政策金利の動向です。既に述べたように、政策金利とは中央銀行が行う金融政策の操作目標の一つです。その国の金利水準と通貨価値とは密接なつながりがあるため、金融政策決定会合で、金利水準の変更があった場合は、為替レートへも大きな影響を与えます。例えば、FOMCで予想外の金利引き下げの決定を行われた場合、そのニュースがながれた直後から米ドルが大きく下落する等の反応が外国為替市場で表れる可能性が高いでしょう。さらに詳しく金融政策や政策金利について知りたい場合はこちらをご覧ください。

経済環境の変化が為替相場に大きな影響を与えた例としては、2021年11月の米ドル相場が挙げられます。月初に行われたFOMCでそれまで続けてきた金融緩和政策を段階的に縮小していく決定(テーパリングと呼ばれ、実質的には利上げと同様な効果があるとされていました)をしたなか、その後に発表されたインフレ指標で強い数値が示されたことでテーパリングのペースが上がっていくとの観測が高まり、米ドル買いが進みました。このことで、米ドルの総合的な強さを表すドルインデックスが月末にかけて5日連続上昇したことが、市場参加者の間でも話題になっています。この動きは米ドルが絡む全ての通貨ペアの値動きに影響し、米ドルがインフレに非常に敏感であることを表す事象として知られています

為替相場の動向に影響する要因についてより詳しく学びたい場合はこちらをご覧ください。

FX取引を始める際に覚えておきたい重要用語

FX取引で使う用語のなかには普段の生活では聞きなれない用語がいくつかあります。そのなかでも、取引をする上では特に知っておきたい用語をご紹介します。

  • Pips(ピップス) - 損益の計算を行う際等に使用する単位です。対円通貨ペアとそれ以外の通貨ペアで基準が異なります。対円通貨ペアは、1pip=0.01、それ以外の通貨ペアは、1pip=0.0001と定義されています。例えば、米ドル円が130.00円から130.50円まで動いた場合、50pips動いたことになります。
  • スプレッド - 提示されている売値(Bid)と買値(Ask)の差額をいいます。
  • レバレッジ - 「てこの原理」という意味を持つ言葉で、FX取引においては預け入れた証拠金に対して実際に行える取引金額の規模が大きくなることを指します。通常、レバレッジは「レバレッジ10倍の取引」というように倍率で表現されます。この場合に「レバレッジ10倍の取引」とは、例えば、米ドル/円の取引をしようと50万円を取引業者に預け入れることで、その10倍の500万円分の米ドル/円の取引を行うことができることを意味します。レバレッジをかけることで、少ない資金で大きな規模の取引を行うことができるようになるため、資金効率が高まる半面、損失のリスクも大きくなることになります。
  • 為替レート - FX取引における、取引できる通貨ペアの価格をさします。通貨ペアの左側に表記される通貨(ベース通貨)の価格を右側に表記される通貨(クオート通貨)で表した価格となります。米ドル円を例にとると、USD/JPYが136.00のとき、1ドル=136.00円であるということを意味します。この数値が大きくなるときはベース通貨の価値上昇/クオート通貨の価値下落を意味し、逆に数値が小さくなるとベース通貨の価値下落/クオート通貨の価値上昇を意味することになります。FX取引では、売り/買いはベース通貨の売り/買いを意味しますので、「買い」の取引をした際は数字が大きくなると利益になり、小さくなると損失となります。もちろん、「売り」の取引においてはその逆となります。
  • Bid(ビッド) - トレーダーが売ることができるレートです。同時に、このレートはFX取引業者のようなブローカーがトレーダーから買うレートでもあります。
  • Ask(アスク) - トレーダーが買うことができるレートです。Bidと同様、ブローカーがトレーダーに売るレートでもあります。BidとAskの差額(スプレッド)がブローカーの収益源ともなるため、通常はBidがAskよりも安いレートで提示されます。

通貨ぺアのニックネーム

通貨ペアには愛称を持つものがあります。現在では外国為替取引はシステムで管理されておりますが、IT技術がまだ発達していない時代にはディーラー同士の掛け声で取引が行われていました。その時代に、少しでも時間をかけずに取引内容を伝えるために、取引量の多い通貨ぺアを中心に愛称が生まれました。これらを知ることでより為替取引の臨場感をより味わうことができるでしょう。

  • GBP/USDの愛称は「ケーブル(Cable)」です。これは19世紀半ばに生まれた呼び方で、これは当時ニューヨークとロンドンを海底通信ケーブルで結んで、GBP/USDの取引を行っていたことに由来します。
  • EUR/USDは、世界で最も取引されている通貨ペアであり、「ファイバー(Fiber)」と呼ばれています。
  • USD/JPYの通貨ペアは、「ニンジャ 」と呼ばれています。これは、日本の忍者に由来します。
  • USD/CHFは「スウィッシー(Swissie)」と呼ばれています。クオート通貨であるスイスフランの名称を略したものです。
  • USD/CADは「ルーニー(Loonie)」と呼ばれています。これは、1カナダドル硬貨の裏に、水鳥の「ハシグロアビ(loon)」の絵が刻まれていることに由来します。
  • USD/RUBは「バーニー(Barnie)」、EUR/RUBは「ベティ(Betty) 」と呼ばれています。これらの名前は、アニメ番組「原始家族フリントストーン」で主人公の近所に住むベティとバーニーのルーブル夫妻の名前にちなみ、ロシアルーブルにかけたものです。

取引量の多い通貨ペア

外国為替取引では、長らく基軸通貨としての地位にい続けている米ドルを中心に取引が行われています。いわゆる、メジャー通貨ペア(またはメジャー)とよばれている通貨ペアは全て米ドルが絡む通貨ペアで、これらの米ドルが関係する通貨ペアのことを、「ドルストレート」と呼んでいます。一方で、EUR/JPY、AUD/JPYやEUR/GBPなどのように米ドルが絡まない通貨ペアのことをクロス通貨ペアと呼び、そのなかでも円が関係するものをクロス円と呼ばれています。

これらの通貨ペアの中で、特に取引量の多い通貨ぺアをご紹介します。

  • EUR/USD -取引量が最も多く、流動性も高い、通貨ペアです。貿易決済の場で使用されることも多く、BIS(国際決済銀行)が2022年に行った調査※2によれば、一日の取引のうちの20%以上を占めていました。
  • GBP/USD - GBPはかつての基軸通貨で、新旧の基軸通貨同士のペアになります。EUR/USDと比べ、取引量は劣るものの、その反面としてボラティリティが高くなる傾向があり、FX取引では人気の通貨ペアの一つです。2016年6月の国民投票から2020年1月のEU離脱につながるブレグジット(英国のEU離脱)問題の過程では、特に大きな価格の変動が見られました。
  • USD/JPY – EUR/USDに次いで取引量の多い通貨ペアです。日本は20年以上、金利が0%近辺に設定される超低金利国であるため、金利の低い国の通貨で資金を調達して、金利の高い国の通貨で資金を運用するキャリートレードの調達通貨として多くの需要を集めていました。昨年以来米国では急速に金利が上昇しており、USD/JPYへキャリートレードを目的とした資金が再び集まっています。

外国為替取引は、メジャーな通貨の取引に需要が集まる傾向が強く、取引量の上位10ペアの取引で外国為替取引全体の70%を占めています。

取引量が多い通貨ぺは総じて流動性も高く、相対的に取引を行う上でのリスクを低く抑えることができます。取引のベースとして、上記の様な取引量の多い通貨ペアを選ぶことは取引リスクを管理する上で有効な手段となるかもしれません。

主要通貨ペアのレートや、ユーロ・ドル・ポンドのシンボルが取引プラットフォーム上に表示されているスマートフォン。

*価格のイメージ図

取引する通貨ペアの選び方

外国為替市場では数多くの種類の通貨が取引されています。それらの通貨には各々に特徴があり、通貨ペアとして組み合わせることで、取引の選択肢は更に広がります。これらの選択肢の多さは外国為替取引の魅力の一つでもある一方、どれを選べば良いか迷ってしまうという点では悩みの種となってしまうかもしれません。FX取引を行う際には、ご自身の目的に沿った取引ができるよう、取引戦略や、市場の動向、その他取引に影響のある要素をしっかりと把握するよう心掛けたほうがよいでしょう。

以上を踏まえた上で、どのように取引する通貨ペアを選べばよいか、その一例をご紹介します。

  • 過去のパフォーマンスを重視する-通貨ペアの値動きを観察すると、同じような傾向性が繰り返される場面を見ることがよくありますが、チャートを観察してこのような傾向性を見つけ出して取引に活用する方法をテクニカル分析と呼んでいます。チャートの形状から直観的に取引戦力を練ることもできることから、FX取引の初心者の方も採用することが多いようです。テクニカル分析には多くの手法がありますが、まずはチャートパターン分析から始めるのが良いかもしれません。相場の反転を示唆するダブルボトムやダブルトップ、一方方向へ値動きが進むトレンドの起点となる保ち合い離れ等の基本的なチャートパターンを覚えて、これらのチャートパターンが当てはまる通貨ペアを探していくことは、有効な方法の一つといえるでしょう。
  • 弊社では無料でFX取引の体験ができるデモ口座をご利用いただけます。デモ口座では仮想の資金を使用し、リアルな相場環境のなかでFX取引を行うことができます。チャートパターンに基づく取引戦略を試してみたり、ニュース等でおなじみのUSD/JPYの取引を行ってみるのも良いでしょう。
  • 為替相場では、状況が突然に一変してしまうこともよく見られます。お取引は慎重に行う事をお勧めします。最初は少ない量のポジションから始め、少しずつ為替相場の動きに慣れ親しむようにしてください。
  • Plus500証券は、50種類以上の通貨ペアを取引できる取引環境を提供しています。弊社の使いやすさを追い求めたプラットフォームは、無料のデモ口座やさまざまな学習コンテンツを通して、初心者から経験豊富なトレーダーまでご満足いただけるスペックを備えております。直観的な操作が可能なプラットフォームは、使いやすさを追求しながらも、詳細な相場分析や緻密な取引管理の実現に対しても妥協することなく設計されたものです。

    この記事は一般的な情報を提供することを目的とするものであり、お客様の個人的な状況を考慮したものではありません。

    ※1 出典:BIS(国際決済銀行)「外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ(2022)」、出典の翻訳はPlus500JP証券に拠る

    ※2 出典:BIS(国際決済銀行)「外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ(2022)」、出典の翻訳はPlus500JP証券に拠る